こんにちは、けあむすび編集部です。
今回は「同居する母の土日の訪問介護を頼める保険外の自費介護サービス」を探し、介護保険外サービス「Crowd Care(クラウドケア)」を利用する向井さま(仮名)にインタビューを行いました。
介護保険外の自費介護サービスの利用事例として、公的介護保険との使い分けや利用した感想をお聞きしました。
前回のインタビュー記事はコチラ▼
- 公的介護保険と介護保険外の自費介護サービスの違いとは
- 仕事に介護で自分が潰れてしまう...そんなときに見つけたスポットで依頼できる介護保険外の自費介護サービス
- 介護保険外の自費介護サービスのメリットは介護をうける本人だけでなく、それを支える家族にもあります。
- 介護保険外の自費介護サービスで、ビジネスケアラーの「仕事」「介護」「自分の人生」の両立をサポート
公的介護保険と介護保険外の自費介護サービスの違いとは
「公的介護保険のサービス」とは、介護が必要な状態である「65歳以上の方」もしくは「40歳〜64歳までの厚生労働省が指定する特定疾患を持つ方」が利用できるサービスです。
サービス利用にかかる自己負担は1割〜3割(所得に応じて変動)で、残りは介護保険料と国や自治体の公費で賄われています。
そのため、利用できるサービスの種類や時間などは、要支援・要介護度によって厳密にルール化されており、できることとできないことに明確な線引きがあります。
「介護保険外の自費介護サービス」は、国が定める公的介護保険の対象外となる介護サービスです。
介護保険を利用できないため、介護保険外のサービス利用にかかる自己負担は10割(全額)となりますが、介護認定を受けている方も、受けていない方も利用することができます。
利用内容や時間も柔軟で、公的介護保険のサービスでは提供できない要望、例えば、通院の付き添いや趣味などの外出付き添い、長時間の見守りなども、利用者のニーズに合わせてサービスを受けることができます。
仕事に介護で自分が潰れてしまう...そんなときに見つけたスポットで依頼できる介護保険外の自費介護サービス
ーー向井さまについて教えてください。
父が数年前に亡くなり、今は母と同居しています。
母はまだ記憶もしっかりしていて、会話もできますが、老人性のうつ病で家の中では横になっていることが増えています。
必要な薬を飲みながら過ごしていて、要介護度は1です。
私は働きながら母の介護をしていまして、母の体調が変化し、手助けが必要になったときに、職場を変えました。
自宅の近くで時短勤務ができる仕事を選び、母をそばで支えています。
今の職場には、私と同じような境遇の方もいて、理解があり助かっています。
公的の介護保険や医療保険では、訪問リハビリ、訪問入浴、訪問看護、訪問診療、訪問歯科を利用しています。
自宅は2階にあり階段が狭いため、外に連れ出すには母をおぶって階段を上り下りする必要がありかなり大変でかえって危ないため、医療についても訪問してもらっています。
デイサービスの利用も考えましたが、階段の上り下りは送迎に含めることが難しく、諦めています。
ときには、介護保険外の自費介護サービスを利用し、わずかな時間でも自分自身の時間を持つようにしています。
月に一度ほど、自分が外出する際にお願いしていますが、そのひとときがあるからこそ、また母に向き合う力が湧いてくると感じています。
ーー介護保険外サービスを利用するまでの経緯を教えてください。
母の介護で精神的にも厳しい時期がありまして、自分のケアをしないと潰れてしまいかえって危険だと思ったことが大きいですね。
わがままかもしれませんが、自分の人生ですし、自分の時間が必要。
母のことを想って自分を犠牲にして介護をしても、それは親切の押し売りのようなものだなと。介護も自分の時間も両立したいと思っています。
私がでかける期間に母の服薬を頼もうと思い、ケアマネジャーに利用できる公的介護保険サービスはないか相談してみましたが、私の住む地域は土日の訪問介護を頼めないようで。自分で保険外の自費介護サービスを探しました。
最初は家政婦サービスのようなものを見つけ、問い合わせてみましたが定期での利用が必須とのことで難しく、スポットで依頼をできるサービスを探し見つけたのがクラウドケアです。
今は保険外の自費介護サービスをいくつか併用しています。
ーークラウドケアではどんなご依頼をされているのですか?
月に1回ほど休日の夜の時間に依頼をしています。
1回の時間は1時間〜3時間程度で、母の服薬に加え、洗濯物を畳んでもらったり、簡単な掃除を依頼したり、必要に応じてオムツ交換をお願いしています。
3時間などで依頼し、時間に余裕がある場合は、近隣のスーパーで生活用品の買い物も依頼しています。
私がいない間に依頼をするので、鍵の管理や薬の場所、その他依頼事項に関連する情報をマニュアル化しようと資料にまとめてヘルパーさんに共有をしています。
マニュアル化するのに手間はかかりましたが、一度作れば、何度も使えたり修正が必要になっても軽微なものなので、ヘルパーさんが作業しやすくなっていたら嬉しいですね。
ーー公的介護保険と介護保険外サービスの使い分けはどのようにされていますか?
公的介護サービスでは利用できない土日に必要な介護については、介護保険外の自費サービスで利用しています。
介護保険外の自費介護サービスのメリットは介護をうける本人だけでなく、それを支える家族にもあります。
ーークラウドケアを利用してみていかがでしたか?
土日にスポットで利用できるという点がよく、利用しています。
保険外の自費サービスを利用せず、土日も常に母の介護をしていたらたぶん追い込まれていたと思います。
趣味の時間をもてることが精神衛生的に重要ですね。
保険外サービスは、介護サービスを購入するというかたちになるので、家計との相談もありますが、私は介護サービスを購入して良かったなと思っています。
メリットは介護をうける本人だけでなくそれを支える家族にも十分にあると感じています。
ーーご趣味を伺ってもよろしいでしょうか?
趣味は昆虫採集ですね。
保険外の自費サービスを利用する休日に、弾丸で全国各地の山間部などにでかけ採集を楽しんでいます。
学生時代は生物部に所属していたこともあり、昆虫などは好きだったのですが、今ではカミキリムシにすっかり沼っていますね。
共通の趣味を持つ方から出版を勧めていただいて、本も出版しています。
その本をとある学校の生物部の方が見て楽しんでくれたという話も聞き、嬉しかったですね。それが今の原動力になっています。
介護保険外の自費介護サービスで、ビジネスケアラーの「仕事」「介護」「自分の人生」の両立をサポート
今回は「同居している母の土日の訪問介護サービス」を探すビジネスケアラーの事例をお伝えしました。
向井さまのお話を伺い、ビジネスケアラーが「仕事」「介護」「自身の人生」を両立していく上で、保険外の自費サービスが非常に重要な役割を担うと改めて感じました。
(聞き手:けあむすび編集部 高橋)
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